Amazonは内蔵ライトについて、39%明るくなり、ディスプレイの輝度が周囲の光に応じて自動調整されると述べている(ライトはユーザーの好みで手動調整も可能)。
VoyageとPaperwhiteを並べて、両方のライトの明るさを最大に設定してみたところ、確かにVoyageのスクリーンのほうが白く明るく見え、光の広がり方も若干均一になっている。Voyageはあらゆる点でPaperwhiteをやや上回っているが、読書体験はPaperwhiteでも申し分ない。
一方、2014年型の新しいKindleは79ドルで手に入る。タッチスクリーンを搭載していなかった前モデルの後継機種だ。ただし、注意が必要な点もある。このエントリレベルのKindleのタッチスクリーンは、PaperwhiteやVoyageの静電容量式のタッチスクリーンと同じものではない。旧式のIR方式のタッチスクリーンだ(IRセンサがベゼルに埋め込まれている)。
いずれにしても、筆者がAmazonの関係者から聞いた話では、タッチスクリーンの搭載によって3機種の電子書籍リーダーすべてに共通のOSを使用できるようになり、全モデルが1GHzのプロセッサと4Gバイトの内蔵メモリを搭載するという。これで、今後のアップデートの合理化が進み、ユーザーはどのKindleを使っていても同じ機能を利用できるようになるはずだ。
Voyageの価格に尻込みする人もいるかもしれない。特に、Amazonはタブレット「Kindle Fire HD 6」を99ドルで販売するからだ。だが、最近はKoboなどの企業の間で、200ドル近い小売価格のハイエンド電子書籍リーダーを開発するという傾向が見られる。各社のターゲットは、電子書籍リーダー専用として最高の端末を求める読書好きのユーザーだ。
199ドルの基本モデルに加えて、Voyageには3Gデータ通信対応(Amazonのコンテンツダウンロードに限定)モデルも269ドルで用意される。これまでと同様に、ホーム画面とロック画面に表示される広告を削除するには、さらに20ドルを支払う必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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