マナボは9月18日、ベネッセホールディングスなど3社を引受先とする総額約3億3000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。アプリを通じて個別指導が受けられる学習サービスのB2C展開を今秋に開始予定で、人材採用とプロモーションの資金にするという。
今回の増資は、ベネッセホールディングスのほか、ニッセイ・キャピタル、三菱UFJキャピタルを引受先としている。なお、マナボは2013年4月にサイバーエージェント・ベンチャーズから3800万円の出資を受け、2014年4月からはベネッセコーポレーションと「リアルタイム家庭教師」を共同運営している。
これまでベネッセとの取り組みでは、システム提供はマナボ、集客(生徒の募集)はベネッセがそれぞれ担っていた。今後、マナボは独自に集客を行い、B2Cの形でサービスを展開する。なお、ベネッセとの共同事業は継続する。API公開などによるパートナーとの連携も視野に入れているという。
サービスは地方に住んでいる中高生が主なターゲット。勉強していてわからない部分を専用アプリで質問すると、数分程度で東大・早慶・国公立・各大学医学部などの現役生を中心とした講師陣から、スマートフォン越しに1対1の個別指導が受けられるという。
B2Cでの価格はリアルタイム家庭教師と同じ設定で、月に180分質問できるプランが月額1万2475円、質問し放題のプランが月額2万4750円。
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