イーロン・マスク氏はこのほか、質疑応答に応える形でさまざなコメントをした。自動運転をテスラの車両に搭載するかどうかについては言及しなかったものの、あと5~6年で実現するとの見通しを示した。以前は10年後の実現と考えていたが、現在は開発が加速しており、さらに開発速度が増すことも予想できると理由を説明した。
一方、水素エネルギーを使った燃料電池の自動車については否定的な考えを示し、水素の生成にエネルギーが必要なことや、水素を車載することにさまざまな課題があることから、水素エネルギーを使った燃料電池の方向には行くべきでないとの意見を述べた。原子力発電についても安全対策が進化すれば継続してもよいとしながらも、「必要な役割は果たし終わったのではないか」とし、日本は太陽光発電などの再生可能エネルギーを充実させるべきとの考えを示した。
プレスカンファレンス後に行われた納車式典で最初にキーを受け取ったのは、バッテリを供給するパナソニック 代表取締役副社長の山田喜彦氏だ。その他合計9組のオーナーにイーロン・マスク氏自らキーを手渡した。テスラモータースジャパンの代表執行役員社長の樺山資正氏によれば、世界中でイーロン・マスク氏自ら鍵を手渡しているという。
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