The Home Depotは米国時間9月8日、決済システムに侵入されたことを明らかにした。以前に米小売チェーンTargetが受けたのと同様のサイバー攻撃によるものだ。
The Home Depotは声明の中で、攻撃の事実を裏付ける十分な情報があるとする一方で、「デビットカードの暗証番号が流出した形跡はない」と述べている。
同社は「引き続きセキュリティ侵害の範囲と規模、影響の度合いを十分に確認する」と述べている。
今回の情報流出は、米国とカナダの店舗で決済カードを使用している顧客に影響を及ぼす可能性がある。オンラインおよびメキシコの店舗の顧客に影響は出ていないとみられる。
The Home Depotによると、攻撃は4月に始まったことが同社の調査で明らかになったという。それ以降、同社は「積極的な対策を講じてマルウェアに対処し、顧客データを保護することに努めて」おり、4月以降に決済カードを使用した買い物客に対して、信用情報監視サービスを提供する意向だ。
The Home Depotは、複数の銀行および法執行当局からの報告を受け、9月2日に調査を開始したと述べている。
2013年末から、小売業者におけるデータ漏えいが多発している。Albertsons、Target、Michaels、Neiman Marcus、Sally Beauty、P.F. Chang's、SUPERVALUはいずれも、大規模なデータ漏えいの被害を受けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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