KDDIは8月27日、マンション向けの電力小売り事業に参入すると発表した。新築・既築のマンション向けに、電気料金を割安に利用できる一括受電サービス「auエナジーサプライ」を9月1日から提供する。当初は東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県で提供し、順次提供エリアを拡大する計画だ。
auエナジーサプライでは、KDDIが地域電力会社などから高圧電力を一括契約で調達し、マンションの共用部に設置する受変電設備で低圧電力に変換する。これにより、従来よりも割安な電気料金でサービスを提供できるという。また、電気使用量を可視化するスマートメータをマンション全戸に設置する。
契約プランは、家庭で約5%を割り引くプラン、共用部で最大50%を割り引くプランの2種類。なお、エレベーターの有無などマンションの構造により、割引率は異なるという。
KDDIではこれまで、マンション向けに電話やインターネットなどの通信サービスを提供してきた。今後は一括受電サービスに加え、生活導線での充実したWi-Fi、スマートフォンやクラウドと連携したサービスなど、同社ならではのトータルソリューションを提供するとしている。
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