WikiLeaks創設者のJulian Assange氏が、2年以上滞在している大使館を「近く」離れる意向だ。法的な問題に直面し、また健康状態の悪化がうわさされるAssange氏は現地時間8月18日、ロンドンのエクアドル大使館で記者会見を開き発表を行った。
大使館を出る具体的な日付には言及しなかった。Assange氏は自身の声明について詳細には語らなかったが、最近報道されている健康状態の悪化とは「異なる理由」で離れることを示唆した。
会見後、BBCがWikiLeaks広報担当者のコメントとして報じたところによると、Assange氏は英国政府が「その義務を履行する」タイミングで大使館を離れることになるという。どの義務を指しているのかは不明だが、Assange氏には欧州逮捕令状が出されているため、英国警察は同氏を拘束して、性的暴行の容疑をかけられているスウェーデンに送還しなければならない。
Assange氏は2年2カ月の間、エクアドル大使館に身を潜めている。スウェーデンへの身柄引き渡しを避けるためにエクアドル大使館に亡命を求めているが、これはスウェーデンに引き渡された後、さらに米国へ移送されることを懸念しているからだと述べている。
英国警察はAssange氏が大使館に逃げ込んで以来見張りを続けており、敷地を一歩でも出たら逮捕する方針だ。Assange氏はスウェーデンでは起訴されておらず、同氏の弁護士は逮捕令状に対する不服申し立てを行っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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