サムスンは米国時間8月14日、スマートホーム向けオープンプラットフォームのSmartThingsを買収することで合意したと発表した。
この買収の狙いは、サムスンのリソースとSmartThingsのプラットフォームを組み合わせることで、両社がInternet of Things(IoT)における革新を進められるようにすることだ。テクノロジや家電分野のあらゆる企業(もちろん新興企業も含む)が、デバイスが相互にコミュニケーションを取り、インターネットに接続できるような製品に取り組んでいる。スマート家電によって、スマートフォンを使ってエアコンをつけることから自宅のブラインドをリモートで閉めるといったことまで、あらゆることが可能になっている。
SmartThingsは、2012年にKickstarterのプロジェクトとして開始し、当初はスマートホームデバイスをモバイルアプリ1つで監視および管理できるツールを開発しようとしていた。その後、同社は成長を遂げ、BelkinやSonos、Philipsといった複数の新たなパートナーを追加した。SmartThingsのオープンプラットフォームは現在、1000以上のデバイスおよび8000以上のアプリをサポートしている。また、同プラットフォームは、「Android」や「iOS」などのOSでも動作し、SmartThingsの最高経営責任者(CEO)Alex Hawkinson氏によると、今後もそれは変わらないという。
サムスンに買収されてもSmartThingsは独立して存続し、Hawkinson氏が率いる予定だ。本社はワシントンD.C.から、カリフォルニア州パロアルトにあるサムスンのOpen Innovation Center(OIC)の拠点に移転する。SmartThingsの従業員54名の半数以上とHawkinson氏は、カリフォルニアに移ることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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