バイドゥが、今秋に提供される予定のアップルのモバイルOS「iOS 8」向けに、日本語入力キーボードアプリ「Simeji(シメジ)」を開発中であることが明らかになった。Android OS向けに提供されているSimejiは、すでに960万ダウンロードを超えているという。
Simejiは、フリック入力や顔文字、アスキーアート入力のほか、音声での入力にも対応。また、端末メモリ使用量を抑えたまま顔文字変換ができる「クラウド変換」などの機能も備える。さらに、キーボードデザインを自由に変更できる「スキン」機能で自分好みにカスタマイズすることが可能だ。
アップルは、6月に開催された開発者向けイベント「WWDC」で、最新のiOS 8を秋にリリースすることを発表。この際に新たな拡張機能として、サードパーティがキーボード機能を提供できるようになることが発表された。iOS版では限定の顔文字を用意するほか、当初は3種類のキーボードデザインから選べるようにするという。
なお、2013年12月にはAndroid向けのSimejiで入力した情報が、無断で同社のサーバに送信されているとして問題になった。具体的にはクラウド変換において、ログセッションがOFFの場合でも一部のログデータが送信されていたというもので、同社はアプリのバグであることを認め、改善したバージョンをリリースした。その後、クラウド変換のデフォルト設定をOFFに変えている。
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