LINEは8月6日、100億円規模のゲームファンド「LINE GAME Global Gateway(仮)」を9月に立ち上げることを発表した。「LINE GAME」プラットフォームを通じて、日本国内のゲーム企業やコンテンツ事業者のタイトルを世界中のLINEユーザーに発信するとしている。これにあわせて運営会社となるLINE Venturesを設立。代表はLINE上級執行役員の舛田淳氏が務める。
LINEの世界におけるユーザー数は4億9000万人。また、2012年11月に開始した「LINE GAME」の累計ダウンロード数は4億1000万を超える。これまでに40以上のタイトルを提供し、「LINE POP」や「LINE ディズニーツムツム」など多数のヒットタイトルも生まれた。
LINE GAMEはアジア地域や南米地域で人気を集めているが、一方で「アメリカではまだまだ十分ではない」と舛田氏は話す。また、LINE GAMEの人気タイトルはLINEが自社開発したタイトルが中心であることから、今後は国内のさまざまなゲーム開発会社のグローバル展開を支援していきたいという。
ファンドでは、ゲーム開発会社への資本参加や合弁会社の立ち上げも行っていく。この第1弾として、子会社のエイリムが提供するモバイルゲーム「ブレイブ フロンティア」などが好調なgumiに、10%の出資をすることで協議中であることを発表した。gumiは2014年内にLINEのプラットフォーム向けのゲーム開発に着手し、今後は年間数本のゲームを提供していく予定だ。
「私どもを通じてパートナーを世界に送り出すことに挑戦したい。LINEプラットフォームは世界へのゲートウェイになる」(舛田氏)。
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