サムスンは米国時間8月5日、「Unpacked」イベントの招待状を送付した。Unpackedは、ドイツのベルリンで行われる国際家電見本市「IFA2014」に先立つ9月3日に開催される。ベルリン、中国の北京、米国ニューヨークの3カ所で同時開催するこのイベントで、同社はファブレット「GALAXY Note 4」(スマートフォンの新カテゴリを生み出したスマートフォンとタブレットのハイブリッド機)に加え、ウェアラブルなどの端末を披露すると見られる。
サムスンはこれまで、Unpackedイベントを毎年2回開催してきた。同イベントでは年の早い時期にスマートフォン「GALAXY S」の最新機を、秋に「Note」端末の最新機を発表している。同社は2014年2月、「Mobile World Congress」に合わせて「GALAXY S5」を発表し、2013年のIFAでファブレット「Note 3」を発表した。この発表イベントはサムスンにとって、同社の最新ハードウェアおよびソフトウェアの機能を披露する機会となっており、これに匹敵する注目度を持つイベントはAppleのものくらいだろう。
だが、サムスンは現在、主要なモバイル市場で難しい局面を迎えている。中国などの地域で低価格端末メーカーが同社の地位を脅かしており、高価なハイエンドスマートフォンの購入者が減っている。タブレットの販売も鈍化している。消費者の新型機への買い替えサイクルが長期化しているほか、小型タブレットよりも大型スマートフォンを選ぶ人が多くなっているからだ。サムスンは、最新端末が購入者を引きつけ、成果が上がることを期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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