U-NEXTは8月5日、LTE対応高速モバイルデータ通信サービス「U-mobile」のイメージキャラクターとしてダンスボーカルアイドルユニット「Rev.from DVL」の橋本環奈さんを起用したことを発表した。
7月に音声通話機能付き通信サービスを開始したU-mobileは、音声格安スマホを販売するモバイルキャリアとして「スマホにもLCCが誕生」のキャッチコピーを掲げる。LCCと世界とつながるスマートフォン・ライフの旅のアテンド役としての意味を込め、キャビンアテンダント姿の橋本環奈さんを全面に押し出すイメージ戦略だ。ウェブサイトから撮影なども見られる。
U-mobileは、(1)(NTTドコモ網の利用による)つながる安心、(2)ハイスピードと選べる容量、(3)豊富な最新映画などのコンテンツ(毎月600円分のU-NEXTポイント)──の3つを特長として掲げる。映像配信サービスU-NEXTでは、人気の映画「アナと雪の女王」を500円で配信中だが、ポイントによりこれが無料で見られるとアピールした。
U-NEXT 取締役の二宮康真氏は、MVNO市場について「総務省の指導もあり順調に拡大している。2014年は5000億市場になると予測されており、その理由は3キャリアが高止まっている背景がある」と語った。
二宮氏は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアは、音声通話(定額)+データ通信(5Gバイト)でおよそ月額8000円かかるのに対し、U-mobileならデータ通信+音声通話(20円/30秒)で、3Gバイトなら1980円。5Gバイトでも3380円で済むほか、データ専用プランなら月額680円~使えると、月額料金の安さをアピールする。
U-mobileは、NTTドコモの回線を使ったスマートフォンやSIMフリー端末などで利用できる。最近ではアップル自らがiPhoneやiPadのSIMフリー端末をアップルストアで販売するなど、SIMフリー端末が入手しやすくなっている背景もある。U-mobile自身も、HUAWEIの「Ascend G6」とのセット販売も開始している。二宮氏は、「今後も使える端末が増加すると思う。MVNOの中でも業界最安値の水準で、安く楽しく普及させていきたい」と語った。
U-NEXTは、9月にも南青山に「U-NEXTストアー」をオープンする。U-mobileやU-NEXTのデモが見られるほか、その場でU-mobileを購入して持ち帰れるとしている。
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