はてなは8月1日、経営体制を刷新したことを明らかにした。同日、創業以来13年間はてなを率いてきた近藤淳也氏に代わり、サービス開発部本部長の栗栖義臣氏が代表取締役社長に就任。近藤氏は代表取締役会長になった。
栗栖氏は2008年、はてなの本社が京都に移ったタイミングで入社。「うごメモはてな」や「はてなハイク2」のリリース、「人力検索はてな」のリニューアルなどに関わってきた。2012年には任天堂の「Wii U」に内蔵されたネットワークサービス「Miiverse(ミーバース)」の開発にディレクターとして携わり、2013年からはサービス開発部本部長として、同社のサービス開発部隊を率いてきた。
栗栖氏は自身のブログで「(近藤氏から社長を引き継ぐということで、)早速、色々なプレッシャーを感じています。13年間守られてきた『はてな』という会社の文化やおもしろさを絶やさぬよう、よりおもしろくわくわくするような会社にしていきたいと思っています」とコメント。
近藤氏も自身のブログで「これまで開発組織を卓越したマネジメント能力でまとめあげてきた栗栖に、経営執行を託しながら、会長職という立場で改めて私が新サービスの創出にも注力するという、新たな役割分担に移行することで、より魅力的なはてなを作り上げ、会社の発展を促進することができると判断をいたしました」とコメントしている。
なお新たに、取締役副社長の毛利裕二氏は取締役ビジネス開発本部長に、大西康裕氏は執行役員サービス開発本部長に就任した。
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