Appleは米国時間7月24日に「Mac OS X 10.10」(開発コード名:「Yosemite」)のベータ版を公開し、一般ユーザーが試用できるようにする計画だ。
Appleは2014年6月、サンフランシスコで開催した開発者向けイベント「WWDC 2014」で同OSを発表した。外観が新しくなり、ツールバーが改良されたほか、通知センターの新機能とダークモードが追加されている。また、「AirDrop」によるファイル共有でAppleのモバイルOSである「iOS」と同期したり、iOSを経由したSMSの送受信や通話が可能になる。
「総合的に、豪華でさらに便利な、OS Xの過去最高のバージョンである」と同社のソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるCraig Federighi氏はWWDCで開発者らに述べていた。
顧客ロイヤルティを確立し、ユーザーに確実に最新ソフトウェアを使用してもらうために、Appleは2013年、「Mac OS X 10.9」(開発コード名:「Mavericks」)を無償でダウンロードできるようにした。OS X 10.10 Yosemiteのベータ版と、2014年秋にリリースされる正式版も無償で提供される予定だ。
開発者はWWDC以降、既にYosemiteのベータ版にアクセスし、改良に向けたフィードバックをAppleに提供している。
「OS X」ベータプログラムに参加するには、Apple IDを使用してサインアップする必要がある。同OSのベータ版が提供開始されると、ユーザーはOS X Yosemiteのベータ版をMac App Storeからダウンロードしてインストールするためのコードを受信する。問題やバグを発見した場合は、同ソフトウェアに組み込まれている「Feedback Assistant」アプリケーションで直接Appleに報告できる。
同ベータ版を利用するには、約1年前にリリースされたOS X Mavericksを実行している必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」