フィードの情報量が多すぎてついていけないことがある、ということをFacebookは理解している。そこで同社は「Save」という新機能をリリースした。ユーザーは後で目を通したい項目に、マーク付けすることができる。
Appleの次の決算報告に関する米CNETの記事など、タイムライン上に見つけたストーリーの右上隅をタップすることによって、それをタイムラインから保存するためのしるしを付けることができる。Facebookによると、場所、映画、テレビなどの項目もSaveリストに入れることができるという。
保存した項目は、スマートフォンやタブレットの「More」タブで参照できる。コンピュータ上の標準のウェブブラウザによってもアクセス可能だ。
新しいSave機能により、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookに興味深い仕掛けがもたらされる。これまでは、同サイトにおけるユーザーの関心や使用方法に基づいて表示項目を管理する複雑なアルゴリズムによってのみ、ニュース記事といったユーザーのニュースフィードの最上部に表示される項目が決められていた。そのアルゴリズムは、Facebookが2012年に実施し、物議をかもした感情に関する調査の中心となるものだった。
今回の動きは、「Instapaper」や「Pocket」といった他のサービスとの競争に向けた半歩前進でもある。InstapaperやPocketは、ウェブ全体から後で読みたい興味深い項目を収集する手段をユーザーに提供している。
しかし、Facebookのサービスは限定的である。ユーザーは、Facebookの外部から同サービスに項目を送信することはできない。また同サービスは、インターネットに接続している場合のみ機能するため、機内や遠く離れた無人島にいる場合や、電波が受信できないサンフランシスコの一部の地域に住んでいる場合は利用できない。
Facebookによると、この新機能は「iOS」「Android」、ウェブユーザー向けに今後数日間のうちに提供されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」