山水電気が破産手続きを開始--アンプで知られる老舗オーディオブランド

 音響、映像機器メーカーの山水電気が7月9日、破産手続き開始決定を受けたと帝国データバンクが報じた。負債額は3億5000万円になるという。

 山水電気は、1944年に創業した老舗オーディオブランド。「SANSUI」としてアンプを中心に高い人気を誇った。しかし、1990年代頃から経営が危ぶまれるようになり、外資系企業から資本提携を受けていた。

 2010年頃からは事業規模をかなり縮小しており、2012年には東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同年に上場を廃止。同年12月27日付で、民事再生手続きを終結していたが、資金繰りが続かなくなったとしている。

 なお、2012年にはドウシシャがSANSUIブランドの国内ライセンスを取得し、Bluetoothスピーカなどを発売している。

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