LINEは7月15日、被害が相次ぐLINEアカウントの“乗っ取り”対策を強化することを発表した。7月17日15時より、LINEのアプリでログインをする際には、従来の認証手順に加えて、新たに「PINコード」を用いた4桁の暗証番号が必要になる。
5月下旬以降、LINEユーザーのアカウントが乗っ取られる不正ログインが多発している。第三者がLINEの友人になりすまして、iTunesカードやWebMoneyの購入を求め、中には実際に支払ってしまったユーザーもいる。ただし、同社からIDやパスワードが流出したわけではなく、他サービスで流出したメールアドレスやパスワードなどの情報が何者かに渡り、悪用されたものと見られている。
同社ではこれまで、メールアドレスとパスワードの組み合わせで本人確認をしていたが、さらにPINコードを設定することで、見知らぬ他人からの不正ログインを受けづらくなるとしている。なお、PINコードは、電話番号の違う別のスマートフォンからLINEユーザーログインをする際に必要になるため、機種変更で電話番号も変わる場合は、事前に設定が必要となる。
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