急成長中の匿名モバイルアプリを提供するSecretが、ベンチャーキャピタルで2500万ドルを調達した。同社はまた、ソーシャルネットワークとしての機能を拡充して、Secretを「Facebook」上の友人とつながるようにすることも明らかにした。
これまでは匿名の掲示板だったSecretだが、同社が発表した新機能は、ユーザーがFacebookを使ってログインして、自分の身元を明かさずに友人と情報を共有することを可能にするものだ。
Secretチームは米国時間7月14日付のブログ投稿で、「『Facebook Login』は、特に要望の多かった機能であり、これにはもっともな理由がある」と述べた。
「われわれのコミュニティーのユーザーは、自分のストリーム内に、友人のコンテンツをもっと表示したいと考えている。それらは、ユーザーの携帯電話に登録されている単なる連絡先以上のものだ。Facebook Loginによって、Secretから(まったくの匿名で)Facebookにつなぎ、自分のストリームにFacebook上の友人を表示するという選択肢がすべてのユーザーに与えられる」(Secretチームのブログ投稿)
今週中に提供開始される「Android」およびApple端末向けアプリは、Facebook上の友人とつながるこの新たな方法を実現する。同社としては、ユーザーに対して「それは匿名であり、われわれは皆さんの本名でさえも保存しない」ということを納得してもらう狙いがあった。
もう1つの新機能は、「Collections」と呼ばれるもので、ユーザーが特定のトピックをフォローできるようにする。
これによって、「Secretを最大限楽しむことができる。Secretを通じて仕事、恋愛、喪失感、さらには食べ物にまつわる会話が広範囲に拡散されることで、人々が実際に感じている気持ちが分かる」ようになる。
「Twitter」と同じく、Secretユーザーは任意のトピックに登録し、ストリーム内で「登録先のコレクションから新たな秘密を自動的に受信する」ことができる。
6カ月前に誕生したばかりのSecretは、いくつかある、コメントを匿名で共有することを可能にする人気モバイルアプリのうちの1つだ。
The New York Timesによると、2回目の調達ラウンドにより、同社の時価総額は1億ドルになったという。
今回の調達ラウンドに参加したのは、Index Ventures、Redpoint Ventures、Garry Tan and Alexis Ohanian、SV Angel、Fuel Capital、Ceyuan Venturesのほか、「秘密にしておくべき」数社だと、同ブログ投稿には記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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