モバイル決済サービスの「Isis Wallet」を手がけるJVL Venturesは米国時間7月7日、ブランド名を変更することを明らかにした。イラクとシリアで勢力を拡大している武装組織「イラクとシリア(シャーム)のイスラム国家」(Islamic State of Iraq and Syria、略称ISIS)と関係がないことをはっきりさせるためだ。
JVL Venturesの最高経営責任者(CEO)を務めるMichael Abbott氏は、声明で次のように述べた。「いくら偶然とはいえ、われわれは暴力の代名詞ともなった集団と同じ名前を使うつもりはなく、われわれの心は被害者の方々と共にある」
Abbott氏は、同社が新しいブランドに「積極的に取り組んで」いると付け加えたが、現時点で新たな名称は明らかにしなかった。
Isis Walletは、「Google Wallet」やPayPalなど、いくつかあるデジタルウォレットサービスの1つで、現金やクレジットカードではなく、消費者のモバイルデバイスを使って決済を行う。Isisの取り組みは、Verizon Wireless、AT&T、T-Mobileの合弁事業だ。
Isisにとって、名称の変更は不運な打撃だ。同社は何年もかけてパートナーを確保し、プラットフォームを構築し、試行を重ねた末、2013年11月に全米でサービスを開始した。
Isisはブランドの再構築に取り組む一方で、引き続き成長と発展に努めるとAbbott氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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