Amazonが、自社で扱うホームエンターテイメント製品の利益を最大化することへのこだわりについて、これを断固として譲らない姿勢を見せている。
電子小売業大手のAmazonは、Warner Bros. Entertainmentから発売予定のディスク製品のうち、「LEGO(R)ムービー」「トランセンデンス」「300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~」といった作品の予約注文を米国で停止している。これについて、Amazonは公式なコメントを出していない。だが、Amazonは、この予約停止によりWarner Bros. Entertainmentにプレッシャーをかけ、Amazon側の販売マージン引き上げ要求を受け入れさせようとしている可能性がある。
似たような話を耳にした気がするかもしれないが、それはAmazonが出版社のHachette Book Groupに対しても同じような戦略をとっているからだ。電子書籍についてより有利な販売条件を求めるAmazonは、Hachetteから出版される書籍の予約注文を停止しているだけでなく、出荷を遅らせるという策まで講じている。
興味深いことに、デジタル映画配信に関しては、Amazonはこのような大胆な策を講じていない。同社がディスクを販売しようとしない「300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~」などの映画も、「Amazon Instant Video」サービス経由であれば、今でもオンデマンドで購入できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)