大きくうわさされているAmazonのスマートフォンが、初めて実際にその姿を現したかもしれない。
Boy Genius Report(BGR)が入手した画像には、Amazonのロゴが入ったスマートフォンの前面と背面が示されている。Amazonのグラフィックデザイナーが社内用に作成したと報じられている同画像では、画面を飾る大きなタイルが表示された端末の前面とともに、3つのボタンが側面にあることが見てとれる。端末の背面にはAmazonのロゴがあり、最下部にスピーカーグリルが2つあることがわかる。
BGRによると、信頼できる複数の情報筋がこの画像が真正なものであることを確認しているという。そうであるとすれば、BGRが以前公開した写真に続き、この画像によって同端末の外観が初めて実際に姿を現したことになる。BGRが最初に公開した写真は、保護筐体によって実際の外観がよくわからないものだった。
画像では従来と変わらないように見えるかもしれないが、同端末は新しい独特なインターフェースを提供すると報じられている。BGRが先週報じたように、同端末は、複数のカメラとセンサによってユーザーの頭の位置を追跡するとされている。それによって、Amazonやサードパーティープロバイダーがサポートするアプリにおいて、さまざまな3D効果を表示できるようになる見込みであるという。
Amazonは、「Prime Data」と呼ばれるサービスでもスマートフォン購入者を引きつける可能性がある。詳細はほとんど明らかになっていないが、BGRの情報筋らの憶測によると、Prime Dataは、AT&Tによって提供される無線データパッケージで、Amazonの既存の「Prime」サービスに結び付けられる可能性があるという。そのため、同社独自のサービスを利用する際の料金については、利用を促進するためにAmazonが実際に支払う可能性がある。
では、実際のスペックと機能はどのようなものだろうか。BGRの情報筋らは以前、720p HD解像度の4.7インチディスプレイ、Qualcomm製「Snapdragon」クアッドコアプロセッサ、2GバイトのRAM、13メガピクセルの背面カメラが搭載されると述べていた。Amazonの「Kindle Fire」タブレットのように、「Android」のカスタマイズ版を搭載し、Amazon独自のアプリストアでソフトウェアをダウロードする形になるとされている。
米CNETは現在、Amazonにコメントを求めているが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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