オンライン動画学習「schoo」に“学部”制度--オフ会の開催も

井指啓吾 (編集部)2014年06月02日 08時00分

 スクーは6月2日、動画学習サービス「schoo(スクー)」に、生放送と録画授業による学習カリキュラムを受講できる“学部”システムを導入したと発表した。まずは「スタートアップ」「WEBデザイナー」などの4学部を創設。各学部にあわせた学習をパッケージで提供する。

  • 「schoo」学部ページ

 学習内容はそれぞれ、「スタートアップ」が、シリーズAの資金調達を完了できる起業家になるまでに必要なこと。「WEBデザイナー」が、フリーランスのウェブデザイナーとして活躍するまでに必要なこと。「グローバルビジネスパーソン」が、英語のレベルがビジネスで使える必要最低限に達するまでに必要なこと。「キレイ女子」が、メイクやヘアセット、ファッションの着こなしなどで、自分に自信が持てるほどのレベルになるまでに必要なこと。全学部で、新規に制作される生放送授業と、既存の録画授業とを組みあわせたカリキュラムを提供する。

 学部への所属は、各学部ページで受け付ける。新規の会員に対しては、登録時に学部の選択フォームを表示させる。なお学部に入るために特別な料金はかからず、従来通り、生放送の視聴は無料で、月2コマ以上の録画を受講する場合には月額525円が必要となる。

 schooと「e-ラーニング」との違いは、映像を見るだけでなく、そこでコミュニケーションがとれることだ。6月上旬には、友人と一緒に授業を受講したり、授業以外の時間にコミュニケーションをとれる「グループ機能」をβ版として試験提供する予定。さらに、一定の所属者規模を超えた学部で、順次“オフ会”を開催するという。その他のコミュニケーション機能も考えており、順次試験実装するそうだ。

 スクーによると、schooは2012年1月のサービス開始以降、過去900以上の講座をオンラインで生放送した。会員は8万人を超えており、20歳代後半から30歳代前半のビジネスパーソンが多い。平日の夜にインターネット生放送で開講される授業には、最大4000人の受講者が集まるという。

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