YelpがOpenTableやTrip Advisorの事業分野に食いこむ可能性が出てきたようだ。レビューサイトのYelpは米国時間3月13日、同社ウェブサイトからレストランの予約が直接取れるようにする無料ツールの提供を開始した。
「Yelp Reservations」と名付けられたこのサービスを利用することで、ユーザーは自分のモバイル端末やデスクトップコンピュータからYelpが表示する店舗一覧から予約することができる。また、テキストメッセージでリマインダを受け取れるほか、テキストを介して予約をキャンセルしたり、変更したりすることも可能だ。
同社はブログ投稿で、次のように記している。「Yelpは、地元の素晴らしいビジネスを見つけるためだけではなく、消費者がこのサイトから一切離れずにそうしたビジネスと取引することも支援する。より多くの飲食店がこの新しい無料ツールを利用するにつれて、Yelp上でオンライン予約をする際の選択肢が増えることが期待できる」
Yelpは既に「Yelp SeatMe」による予約サービスを提供している。SeatMeはYelpが2013年に買収した新興企業だ。ただし、Yelp Reservationsは、Yelp SeatMeほどの規模を必要としていない、小規模であまり知られていないレストランでも登録することができる。
Yelp Reservationsはレストランやナイトライフのカテゴリに属すビジネス向けに、米国、カナダ、英国、アイルランドで利用可能となっている。それ以外の国々での展開時期は明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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