Twitterで他のユーザーをミュートできるようになった。つまり、そのユーザーのツイートがタイムラインに表示されないようにすることができる。
Twitterは米国時間5月12日、ブログの投稿でこの新機能を発表した。できれば避けたいユーザーのツイートを非表示にする機能だ。それでも、相手はそれまで通り自分のツイートやリツイートを見ることができる。Twitterは2013年12月に、ブロックポリシーを変更して物議を醸し、すぐに元に戻したことがあったが、今回の新機能は、その時に目指していたことのようである。
「お気に入りのユーザーからのツイートを逃さないようにデバイス通知をオンにできるのと同じように、あまり近況を知りたくないユーザーをミュートできるようになった」とTwitterのブログ投稿には記されている。「Twitter上でユーザーをミュートすると、そのユーザーのツイートやリツイートが自分のホームタイムラインに表示されなくなり、そのユーザーからのプッシュ通知やSMS通知を受信することはなくなる」(Twitterのブログ投稿)
ただし、Twitterによると、相手をミュートしても自分のツイートやリツイートが相手から見えなくなるわけではないという。
これまでは、Twitter上で他のユーザーをブロックするということは、そのユーザーが自分のTwitter投稿をまったく見ることができないようにすることだった。Twitterは12月にポリシーを変更し、他のユーザーをブロックすると、自分はそのユーザーのツイートやリツイートが見えないがそのユーザーは自分の投稿が見えるようにした。その変更はユーザーからの猛反発を受け、Twitterは不本意ながら1日も経たないうちに元の状態に戻すこととなった。
「ブロック機能に対するこの変更を戻すことで、ユーザーは、ブロックされたことを再び知ることができるようになる。われわれはこれについて、理想的でないと考えている。その理由としては、ブロックを実行したユーザーに対するブロックされたユーザー(そして、場合によってはその友人)からの報復が頻繁に発生しているということが大きい。一部のユーザーは、ブロック後の報復をブロック前の嫌がらせと同様に心配している。われわれは、行動を起こすにあたり、嫌がらせからユーザーを守り、かつ、報復を防ぐために設計された機能を引き続き追求していく」とTwitterは12月、元のブロックポリシーに戻した際に説明していた。
今回の新機能は、ブロックポリシーを一時的に変更した際にTwitterが実現しようとしていたもののようである。しかし今回は、12月の論争の前後で結局変更されなかったブロック機能には、やはり変更はない。ユーザーは、これまで通り他のユーザーを完全にブロックしたい場合はそれが可能であるとともに、ただ他のユーザーのツイートを一時的または永久にミュートしたいだけという場合も、それができるようになった。
Twitterは、新しいミュート機能と同社のブロック機能との間の関係についてコメントすることを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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