BYODの普及を受けて、セキュリティの強化と「GALAXY」ブランドへの法人ユーザーの呼び込みを試みているサムスンが、同社の「KNOX 2.0」プラットフォームを世界中の「GALAXY S5」スマートフォンで利用できるようにした。
サムスンは米国時間5月7日、KNOX 2.0が利用可能になったことを発表した。サムスンによると、KNOX 2.0は「中核的なプラットフォームを保護する最先端のセキュリティ機能やユーザー体験の向上、広範なエコシステムを提供し、急速に進化する法人のモバイル利用に関連する顧客のニーズをより効果的に満たす」という。
多くのテクノロジ企業が現代ビジネスにおけるBYODのトレンドに対応するソリューションの提供を試みているが、KNOXプラットフォームの開発もそうした試みの1つである。従業員が職場で自分のモバイルデバイスを使用するのを認めることで企業は経費を節約できるが、BYODはセキュリティリスクも内包しており、相互互換性とネットワークの安全の実現を職務とするIT部門にとって頭の痛い問題になることもある。
サムスンは、2013年にローンチした中核的なセキュリティプラットフォーム兼アプリケーションコンテナであるKNOXの名称をKNOX Workspaceに変更した。Workspaceはカーネルからアプリケーション利用まで、デバイスが安全な状態をより効果的に維持する中核的なセキュリティ強化をもたらす。MWC 2014で発表されたKNOX 2.0にはWorkspace、EMM、Marketplace、Customizationが含まれ、さまざまな機能を提供する。
KNOX 2.0は数カ月以内にOSアップグレードを通してサムスンのほかのGALAXYデバイスにも提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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