高い人気を誇るサービスのLinkedInとEvernoteが連携し、人々が名刺情報を簡単に手渡す手段をデジタル化するという試みに挑戦する。
LinkedInは、世界中の3億人を超えるビジネスユーザーの連絡先データやコンテンツなどを保有している。一方のEvernoteは2013年9月の時点で、16カ国で7500万人を超えるユーザーを擁する。この両社が、その力を結集する。
ユーザーはまず、名刺を平らな面に置き、「Evernote」アプリの 「Business Card」カメラモードでフレーム内に名刺が収まるようにする。すると名刺が、Evernoteに瞬時にデジタル化して記録され、EvernoteとLinkedInの両方で検索可能になる。
Evernoteユーザーは、自分のアカウントをLinkedInと連携させることにより、名刺のスキャンを1年間無料で利用できるようになる。名刺スキャンは、「Evernote Premium」の標準機能になる予定だ。
EvernoteアカウントをLinkedInにリンクするには、「iPhone」または「iPad」で名刺の写真を撮るだけでよい。そうすることによって、アカウントのリンクを促すメッセージが表示される。
セキュリティ対策についてEvernote関係者らは、処理はすべて「機械的に」行われるため「人」が名刺データを実際に見ることは「ない」と主張した。
米国時間5月7日にリリースされる「Evernote Business Card Camera」はまず、iPhoneとiPad向けのEvernoteアプリで提供開始される。まもなく「Android」にも対応する予定という。名刺のスキャンは、「ScanSnap Evernote Edition Scanner」を使用する場合はMacとWindows向けEvernoteの最新版でもサポートされる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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