サムスン独自のオープンソースモバイルOS「Tizen」を搭載する端末が店頭に並ぶ日は近い。
サムスンは米国時間4月16日、Reutersに対し、同社初のTizen搭載スマートフォンを2014年第2四半期末ごろにリリースする予定だと述べた。同端末はハイエンド機種になる予定で、「Android」を搭載する主力スマートフォンに匹敵する製品になる可能性もあるという。ミッドレンジの端末はそれ以降に発売される予定だ。
サムスンはTizenに大きく期待している。オープンソースでありながら、Googleからライセンス供与を受けたAndroidの要素を含む同OSは、Androidに対する高い依存性を断ち切ることを目的に、サムスンが推進する取り組みだ。ただし、同OSを搭載する端末はこれまでに数回延期されており、それによって勢いがやや削がれてしまっている。
サムスンの収益において、AndroidはTizenを大きく引き離して最も重要なモバイルOSだが、同社自体の成長のためにGoogleのOSにあまりに大きく依存したくはないことを同社は明確に示している。サムスンのシニアバイスプレジデントを務めるYoon Hankil氏はReutersに対し、同社のスマートフォン売上高の15%を占めることができればTizenは成功したとみなされるだろうと述べた。
なお、サムスンは「Windows Phone」端末も販売している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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