議論の的になっていたeBayと大富豪の投資家Carl Icahn氏との対立は、間もなく開催されるeBayの年次株主総会に向けた委任状争奪戦を終わらせることで両者が合意に達し、ようやく治まりを見せた。
Icahn氏は、PayPal事業分離の提案と取締役候補者2名の推薦を、ともに撤回する意向だ。だが、eBayはIcahn氏の提案に従い、Centerview Captial Technologyの幹部で共同創設者でもあるDavid Dorman氏を独立取締役に指名することで同意した。
eBayの最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Donahoe氏は、予想どおり今回の合意に満足しており、声明の中で、今回の取り決めによって「PayPalとeBayの成長という、全株主の一致した目標」に全力を注げると述べた。
だが、Icahn氏がPayPalとeBayの分離案をまだ支持していると述べたことから、PayPalをめぐる争いが終結するにはまだ時間がかかりそうだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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