ニコンイメージングジャパンは4月10日、レンズ交換式アドバンストカメラ「Nikon 1」のJシリーズの最新モデル「Nikon 1 J4」を4月24日に発売すると発表した。
ニコン映像カンパニー開発本部 第四設計部 第三設計課 マネージャーの北岡直樹氏は、「一言で言えば、決定的瞬間に応えるすべてをベストバランスで凝縮したカメラ」と説明する。
Nikon 1 J3よりも12g軽くなり、重さは232g。幅99.5mm×高さ60.0mm×奥行き28.5mmの小型・軽量ボディながらも、AF追従で世界最速の約20コマ/秒の高速連続撮影が可能。1920×1080/60pのフルHD動画撮影機能に加え、シャッターボタンを押した瞬間の前後20コマを1秒の間に連写して、その中から残したい画像を選んで保存できる「お気に入りフォト選択」や、「早送り動画」「ジャンプカット」「4秒動画」などの多彩な機能を備える。
指を開いたり閉じたりして画像の拡大や縮小ができるなど、直感的な操作ができるタッチパネル式液晶モニタ、高画質な画像を手軽に転送・共有できるWi-Fiも装備する。また、「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」と新画像処理エンジン「EXPEED 4A」により、ノイズを抑えた高精細な画像を撮影できる。
カラーは、シルバー、ホワイト、ブラック、オレンジ。ボディー単体はブラックのみの発売で、オレンジは受注販売となる。価格は、ボディ単体が6万5000円前後、Nikon 1 J4 標準パワーズームレンズキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM付き)は7万7000円前後、Nikon 1 J4 ダブルズームキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM、1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6 付き)は9万5000円前後となっている。いずれも発売は4月24日。
ニコンイメージングジャパン 取締役社長の五代厚司氏は、「写真でコミュニケーションを取る人が増えている。うまく撮れたとき、周りの人にほめてもらえるのは嬉しいもの。もっといい写真が撮りたいという気持ちが生まれてくるのは自然な流れ。だからもっといいカメラが欲しくなる。一瞬のシャターチャンスを切り取ったものも楽しい。今回発表するのは、こんな一瞬を捉えるのが得意なカメラ」とアピールした。
Nikon 1 J4のイメージキャラクターとして、女優の本田翼さんを起用した。女性からの憧れと共感が得られる存在として、選んだ理由を説明した。初めて一眼カメラに触れたという本田さんは、CMで愛犬「ガブちゃん」との共演し、撮影を楽しむシーンを披露している。
なお同日、DXフォーマットの約16.7倍超高倍率ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR」を4月24日に発売すると発表した。価格は税別で9万3000円。焦点距離は18-300mm(FXフォーマット・35mm判換算で27-450mm相当)。EDレンズおよび非球面レンズの採用し、手ぶれ補正効果4段分のVR機構を搭載している。
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