Amazonから発売された新しいセットトップボックス「Amazon Fire TV」を、iFixitが分解してみせた。その結果、Fire TVは分解マニアにとってそれほど作業しやすい作りでないことが判明した。
iFixitによる修理しやすさのスコアで、Fire TVは10点満点の6点だった。黒い小さな箱型をしたFire TVの底部にあるヒートシンクの取り外しがとりわけ大変で、「運」も必要だったことが大きく影響した。
iFixitは、電子機器の修理サービスを提供する傍ら、さまざまなデバイスを分解し、修理や改造を行う際に障害となりそうな点についての情報をDIY愛好者に提供している。iFixitのスコアで10点満点中の6点は決してひどい成績ではないが、初心者なら中を開けて修理するのに苦労してもおかしくないレベルだ。
iFixitによると、Fire TVの中身は非常にシンプルだ。「これもまたボードを収めた箱」だ、とiFixitは述べている。確かに、Qualcommのクアッドコアプロセッサ、東芝の8GバイトNAND型フラッシュメモリといった重要部品も含め、すべてのコンポーネントがロジックボード1枚に収まっている。このロジックボードの下にヒートシンクがあり、iFixitによると、本来なら稼働すると熱くなるデバイスをヒートシンクが冷却してくれているという。
iFixitの分解チームは、Fire TV本体が少々退屈だったため、Fire TVのリモコンも分解した。リモコンには、Amazonのタブレット「Kindle Fire HD」と同じマイクが使われていた。興味深いことに、リモコンにも不正開封対策が施してあり、開けるだけでもトライウィングドライバが必要だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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