サンフランシスコ発--Microsoftは米国時間4月2日、同社のモバイルOSに対するアップデートを発表した。刷新された同ソフトウェアにおいて最も注目すべき点は、「Action Center」が追加されたことと、同ソフトウェア待望のデジタルアシスタント機能「Cortana」が導入されたことだ。
「Windows Phone」プログラム管理担当コーポレートバイスプレジデント兼マネージャーを務めるJoe Belfiore氏は、「『Windows Phone 8.1』は技術よりもユーザーを重視している」と述べた。
Belfiore氏は、同OSは「今後数カ月のうちに」提供開始される予定だが、同ソフトウェアを搭載する新端末の出荷は4月と5月になる予定だと述べた。同ソフトウェアは、2014年夏に無線通信を介したアップデートによって全「Lumia」端末に提供される予定だと、Nokia最高経営責任者(CEO)を務めるStephen Elop氏は述べた。
またBelfiore氏は、MicromaxとPrestigioという2社の端末メーカーが「Windows Phone」端末を新たに製造することも発表した。
MicrosoftはCortana以外にも、一連の新機能を導入しており、Belfiore氏はこれを「喜ばしいこと」とした。同ソフトウェアの「Action Center」は、Appleの「iOS」やGoogleの「Android」の機能に似たもので、通知の参照や、Wi-Fiや機内モードなど多様なネットワーク設定のオン/オフが可能だ。また、ロック画面がさらにカスタマイズ可能になり、ユーザーは新しいスタイルビューから選択できるようになっている。「Wi-Fi Sense」という新しい機能では、パスワードを入力することなく近くのネットワークに自動的に接続することができるほか、自宅のWi-Fiを、パスワードを教えることなく共有することができる。
Belfiore氏は、新しいジェスチャキーボードも紹介した。Androidで提供されている「Swype」機能に良く似ている。しかしBelfiore氏は、Microsoftのバージョンは、スピードにおいて競合企業に対抗できると考えている。これを証明するために、Microsoftは舞台裏でタイプ早打ちコンテストを実施した。ギネス認定の世界記録を保持しているのはサムスンの「GALAXY S4」だが、Microsoftのキーボードを使用したタイピストは長く複雑な例文を17秒で端末に入力し、その記録を更新した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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