国土地理院は、ウェブで公開中の「地理院地図」に3次元で見られる「地理院地図3D」を3月19日から公開した。3Dプリンタに出力できるデータもダウンロードできる。
ウェブサイトでは、地理院地図から配信している地図データ(地理院タイル)と標高データ(標高タイル)を利用して、ウェブ上で回転させながら見られる。3次元の地形図は、今後、社会資本の管理や防災業務をはじめ、学校教育などで利用できる。特に防災業務では3次元で災害の様子が分かるため、災害対策や研究に有効なのではないかと説明している。
地図情報に詳しいNRIの高橋睦氏は「3次元地形図の商用利用は有料だが、3D模型は、都市計画やまちづくり、環境教育、防災教育などに有用。住民交えたワークショップなどの議論に役立つ。無料で検討の基盤となるツールを提供する点に価値がある」と解説している。
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