eBayと、物言う株主の1人で投資家のCarl Icahn氏の対立が一気にヒートアップしている。
eBayの創設者で会長を務めるPierre Omidyar氏は米国時間2月27日午前、Icahn氏を名指しした書簡を公開し、同氏が公に示した激情と批判を一蹴した。
Omidyar氏は、Icahn氏による先ごろの書簡を「誤っており、誤解を招くもの」と評し、Icahn氏は「当社について根拠のない主張をしており、当社取締役の信頼性を故意におとしめようとしている」と反論した。
Omidyar氏の書簡は、Icahn氏が24日にeBayの株主に宛てて公開した書簡を受けてのものだ。Icahn氏はこの中で、eBayの最高経営責任者(CEO)であるJohn Donahue氏を無能と批判するとともに、他の著名な株主2人(ベンチャー投資家のMarc Andreessen氏とIntuitの創設者Scott Cook氏)を厳しく非難した。
Icahn氏は、この2人の取締役が個人的利益のためにeBayの成功を損なっていると批判した。
Icahn氏は続けて26日にも新たな書簡を出し、さらに語気を強めてeBayの取締役会から上述の関係者を排除するよう求め、eBayの経営陣を「機能不全」と呼んだ。
同様にeBayの筆頭株主を自称するOmidyar氏は、Icahn氏のコメントに対する反論の概要を示し、Donahoe、Cook、Andreessenの各氏を擁護した。
eBayとの争いは1月、同社第4四半期決算報告の最中に始まった。その際Icahn氏は、PayPalを分社化すべきだと(控えめに)提案していた。
eBayは、同意しなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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