クラウドワークスは2月18日、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)とクラウドソーシングに関する共同研究を開始したことを発表した。これにあわせて、研究内容を発信するための特設サイト「クラウドワークスリサーチ」を開設した。
エンジニアやデザイナーに特化したクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」は、1月時点で累計発注社数が約2万3000社、会員数は12万人におよぶという。また、2012年3月のサービス開始から約1年8カ月で、月間流通総額は20倍以上に成長しているそうだ。
クラウドワークスでは、MITの経済学者と連携し、クラウドワークスの受発注者の利用動向を分析することで、より良い労働の制度設計を実現するための共同研究を実施する。プロジェクトチームによる基礎研究は2013年より始まっており、クラウドワークスが昨年実施した手数料の無料化を題材に、手数料の変化による仕事量や質、ユーザーアクティブ率などの変化の分析に着手しているという。
今後はこれらの分析結果をクラウドワークスのサービス改善に生かしていく。また、ゲーム理論や経済学分野に応用し、税金や手数料がもたらす人々の労働への影響、第三者からの評価が個々の受注量や報酬にもたらす影響、個々の労働者の力を最大化するための仕事や契約形態のありかたなど、あらゆる労働市場に共通する課題に答える研究論文を発表する予定としている。
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