シグマは、高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp Quattro」を発表した。3900万画素相当の高解像を実現した新開発の「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサ(ジェネレーションネーム“Quattro”)」を搭載している。
Foveonは、フィルムライクな多層構造ですべての光情報をそのまま取り込めるセンサを特徴とする。新たな3層構造「1:1:4」を採用。輝度情報はトップ、色情報はトップ、ミドル、ボトムの3層で取り込み、Foveonセンサならではの持ち味はそのままに、さらなる高画質を追求したという。
解像度の向上(従来比30%アップ)とデータ容量の削減に成功するとともに、忠実な色再現を行うための膨大なデータ処理の高速化と消費電流の削減にも成功した。開発にあたっては、一からセンサ、エンジン、レンズ、筐体などあらゆる要素を徹底的に見直したという。 また、シグマの画像処理エンジン「TRUE(Three - layer Responsive Ultimate Engine)III」により、新世代FoveonセンサQuattroが生成する複雑かつリッチな画像信号を最適に処理できるよう洗練させたとしている。dp Quattroは、焦点距離の異なる単焦点レンズとして19mm(35mm換算28mm相当)の「広角カメラ」dp1、30mm(35mm換算45mm相当)の「標準カメラ」dp2、50mm(35mm換算75mm相当)の「中望遠カメラ」dp3の3種類をラインアップする。
それぞれのレンズとセンサの性能を最大に引き出し合う画質特化型カメラボディが特徴で、幅161.4mm×高さ67mmはいずれも同じだが、奥行きはdp1が87.1mm、dp2が81.6mm、dp3は101.8mmとそれぞれ異なる。発売日は未定で、価格はオープン。製品は2月13日よりパシフィコ横浜で開催する「CP+ 2014」シグマブースにて展示予定とのことだ。CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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