JVC、木の振動板を採用したヘッドホン--ハイレゾ音源対応

加納恵 (編集部)2014年01月29日 07時30分
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 JVCケンウッドは1月28日、JVCブランドから木の振動板を採用したインナーイヤー型ヘッドホン「HA-FX850/FX750/FX650」を発表した。新開発のウッドドームユニットを搭載し、ハイレゾ音源対応モデルになる。発売は2月下旬。店頭想定価格はFX850が3万8000円前後、FX750が2万8000円前後、FX650が1万9000円前後(いずれも税抜)。

  • 「HA-FX650」

  • 「HA-FX750」

  • 「HA-FX850」

 JVCケンウッドでは、木の振動板を採用したヘッドホンとして2008年に「HP-FX500」、2010年に「HA-FX700」を発表。木は伝搬速度が高く、適度な内部損失を持つ理想的な素材という理由から、振動板からハウジング部まで木材を用いていることが特徴だ。


JVCケンウッドの業務執行役員オーディオ事業部長の宮本昌俊氏

 JVCケンウッドの業務執行役員オーディオ事業部長の宮本昌俊氏は「我々が考えるハイレゾ音源再生は、CDを超える高音質で、ミュージシャンが伝えたいと思った音を再生できること。それを原音探求というコンセプトをもって取り組んでいる。今回のモデルの発売を機に、独自のハイレゾマークを作成し、今後自信をもって原音探求できる商品にだけつけていく」とハイレゾ対応機の位置づけを話した。

 新モデルは、樺材を使用したウッドドーム振動板を採用し、振動板の前面にリング状に加工した新開発「ウッドディフューザー」を配置した新「ウッドドームユニット」を採用。これにより音を拡散させ、自然な音の広がりを実現するとしている。さらにFX850/FX750には、振動板の背面に「ウッドプレート」を搭載することで、ユニット内の響きの質と臨場感を向上させた。

  • ウッドドーム振動板には樺材を使用

  • ウッドプレートを採用することによって反射音を拡散、調整する

  • FX850のみMMCX端子を使用した着脱式コードになる

 FX850には11mm、FX750には10mm、FX650には8.5mmのウッドドームユニットを内蔵し、ハウジング部にも木を採用することで、ウッドドームユニットの特性を最大限に引き出している。

 FX850/FX750には、真鍮リングと新開発の「ウッドダンパー」でユニットを抑える「アコースティックハイブリッドダンパー」構造を新採用。ユニットの振動ロスを広帯域で低減することで、クリアな音を再現するとしている。

 全機種ともにイヤーピースには、内壁にディンプルを設け、反射音を拡散させる「スパイラルドットイヤーピース」を付属。S、M、Lの3サイズが同梱される。

 また、ポータブルヘッドホンアンプも披露された。5月上旬の発売を予定しており、独自の高音質化技術「K2テクノロジー」を盛り込む。現時点では価格を含む詳細は未定としている。宮本氏は「屋内でも屋外でも、さらにハイレゾでもCDでも圧縮音源でもすべての人のリスニングスタイルに合わせてハイレゾサウンドが楽しんでいただける商品群になったと自負している」とヘッドホンアンプを含むハイレゾ商品群について話した。

  • ポータブルヘッドホンアンプのプロトタイプ

  • K2テクノロジーのオン、オフ機能を装備

  • 搭載基板

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