2013年12月末のスマートフォン契約数は5328万件、端末契約数の44.5%まで拡大

 MM総研は1月22日、2013年12月末時点での携帯電話端末契約数およびユーザーの端末購入動向に関する調査結果を発表した。

 調査によると、スマートフォン契約数は5328万件、フィーチャーフォン契約数は6658万件となった。これを合わせた携帯電話端末契約数は1億1986万件となり、スマートフォン契約数比率は44.5%に拡大した。

 2013年3月末からの9カ月で、スマートフォンは970万件増加、フィーチャーフォンは677万件減少、携帯電話端末契約数は293万件増加した。なお、ここでの契約数とは、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの契約数に加え、MVNOのSIMカード契約数を含む。

 スマートフォンユーザーとフィーチャーフォンユーザーに、今後の端末購入意向について質問したところ、スマートフォンユーザーは「スマートフォンを購入」が95.2%、「フィーチャーフォンを購入」が4.1%となった。一方、フィーチャーフォンユーザーは「スマートフォンを購入」が34.4%、「フィーチャーフォンを購入」が62.4%となり、今後もフィーチャーフォンを継続利用する意向が高いことが判明した。

 今後スマートフォンを購入する意向がある理由としては、「いろいろな機能やサービスが利用できて便利」43.2%、「現在利用していて満足(楽しい)」31.8%、「新しいスマートフォンに興味・関心がある(購入したい端末がある)」23.8%、「コミュニケーションツールとして必要」19.1%、「生活必需品(なくてはならない)」18.0%の順となった。

 今後スマートフォンではなくフィーチャーフォンを購入したいと考える理由としては、「月額利用料金が高い」48.3%、「必要性を感じない」46.3%、「フィーチャーフォンに満足している」37.9%、「端末価格が高い」30.8%、「使い勝手が悪い」20.4%の順となった。

 現在利用している端末種類別の月額利用料金(通話料金+データ通信料金+オプション契約料金など。端末購入費用・端末割賦料金は含まない)について分析した結果、スマートフォンは6826円、フィーチャーフォンは3746円、MVNO SIMカードは1801円となり、フィーチャーフォンの利用料金はスマートフォンの約半分で、MVNO SIMカードは約4分の1になることが分かった。

 スマートフォン非購入意向者に対して、月額利用料金がいくらであればスマートフォンを利用してもよいと考えるか質問した結果、「1000円~1999円」が18.6%、「2000円~2999円」が18.9%と特に高くなった。「~2999円」までの累計で約48%、「~3999円」までの累計で約60%のスマートフォン非購入意向者が、スマートフォン購入に傾く可能性があることが分かった。

 今後の端末購入の際、同一キャリア内での「機種変更」で購入したいという意向を示した人に、その理由を確認したところ、「家族・友人・知人などと同じ携帯電話会社」39%、「利用している携帯電話会社のエリア・繋がりやすさに満足」「利用している携帯電話会社のサービスに満足」16%、「利用している携帯電話会社の料金に満足」「利用している携帯電話会社の端末に満足」15%の順となった。家族などと同一キャリアであることが最も重要であり、現状に満足しているので他キャリアへ変更する必要性がないと考えている様子が窺える。

 一方、キャリアを変更する「乗り換え」の意向を持つ人に、その理由を確認したところ、「割引・クーポン・キャッシュバック」が31%、「今後購入する携帯電話会社の料金に期待」26%、「今後購入する携帯電話会社のサービスに期待」11%、「現在利用している携帯電話会社のエリア・繋がりやすさに不満」「家族・友人・知人などと同じ携帯電話会社」10%の順となり、料金面でのメリットを重視している傾向が明らかとなった。

 調査は2013年12月に、個人名義でスマートフォン、フィーチャーフォンどちらか一方のみ利用している15~69歳の男女1650人を対象に、ウェブアンケートで実施された。内訳はスマートフォン利用者825人、フィーチャーフォン利用者825人。

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