Facebookが、ニューヨークを拠点とするソーシャルネットワーキングの新興企業Branchを買収する(買収金額は非公表)。同社は、新規ユーザー獲得を目指すFacebookのポートフォリオに加えられる。
Branchは基本的に、現代的でユーザーフレンドリーなバージョンのインターネットフォーラムだといえる。ユーザーは「branch」を作成して、さまざまな話題について議論し、参加する友人を招待する。スレッド参加者は、関連する別の議論へと「branch off」(分岐)することもできる。Branchは2013年に、ソーシャルネットを利用する現代のユーザーに、近しい友人の輪を超えた人々との交流の場を提供するアプリ「Potluck」も提供開始した。
小規模な新興企業であるBranchは、Twitter創設者であるEvan Williams氏とBiz Stone氏によるObviousの支援を受けている。Obviousは、インキュベーターと投資家をミックスした事業を展開する企業だ。他の投資家として、Jonah Peretti氏とLerer Ventures、John Borthwick氏のbetaworks、Ron Conway氏のSV Angel、その他の個人投資家などがいる。
Branchの9名で構成されるチームは、ニューヨークを拠点に新しいFacebook Conversationsグループを結成する予定だ。Branchの最高経営責任者(CEO)を務めるJosh Miller氏のFacebook投稿によると、「人々を、他の人々や興味のあるものへとつなぐお手伝いをすることを目的とする」という。
FacebookはBranchに対し、「BranchをFacebookの規模で構築する」と勧誘してきたとMiller氏は述べた。「われわれが構築する製品は、Branchや Potluckに類似するものになるが、BranchとPotluckのサービスはFacebookの外で存続する予定だ」(Miller氏)
両社は買収金額を明らかにしていないが、The Vergeは今回の買収に詳しい情報筋らの話として、買収金額を約1500万ドルとしている。
米CNETはFacebookにコメントを求めているが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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