NVIDIAは米国時間1月5日、「ありえないほどの進化」を遂げた最新のモバイルプロセッサ製品として、192コアの「Tegra K1」を発表した。
NVIDIAはこの日、新製品の発表に先立ち、サンフランシスコのベイエリアから2時間ほど南下したところにあるカリフォルニア州チュアラーの畑で2013年末に出現したミステリーサークルについて、これが同社による手の込んだ宣伝行為であることを認めた。このミステリーサークルは、同社製のモバイルプロセッサの形をしており、今回新しく発表されたプロセッサのコア数である「1」「9」「2」という数字が点字で書かれていた。
NVIDIAの最高経営責任者(CEO)Jen-Hsun Huang氏は、ラスベガスで開催中の2014 International CESでこう語った。「これを『Tegra 5』と呼ぶのは間違いだと言ってもいい。なぜなら、今までの延長上にある製品では全くないからだ。これは、われわれが開発した中で最大の成果を達成したアーキテクチャだ」
Tegra K1には、現在ディスクリートグラフィックス市場を席巻しているNVIDIAの「Kepler」GPUが組み込まれている。Huang氏によれば、この新しいプロセッサはモバイルコンピューティングをデスクトップコンピューティングと同じレベルに引き上げるものだという。また、最終的には32ビット版と64ビット版の2つのバーションが用意され、同社が数年前から言及しているデュアルコアのCPU「Denver」とともに登場するという。
Huang氏はまた、Epic Gamesが次世代エンジン「Unreal Engine 4」をTegra K1に対応させる予定であると発表した。プレゼンテーションでは、写真と見間違えるようなリビングルームの光景や人間の顔のレンダリングなど、新しいプロセッサで実現できる機能をいくつか披露した。
さらにNVIDIAは、プレゼンテーションの中でゲーム市場における同社の将来について語り、「GeForce」シリーズをゲーム市場戦略の中核とすることを明らかにした。Huang氏によれば、GeForceを利用してユーザーのゲーム画面をキャプチャし、ゲームプレイ配信サイトの「Twitch」にフレームレートを落とさずに直接配信できるようになったという。Twitchでゲームを視聴しているユーザーは、1カ月に4000万人程度だとHuang氏は述べている。
また、Huang氏は、ゲームプレイ中の遅延を減らすディスプレイ技術「G-Sync」にも言及した。
NVIDIAでは、事業をさらに多角化するために、以前からゲーム技術や車載技術への取り組みも推し進めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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