Opera Softwareは、楽曲の再生やPDFの処理選択を可能にした「Coast」ブラウザの新バージョンを完成させた。同社はこれにより、Appleの「iOS」上での足場をより確固たるものにしたいと考えている。
ウェブページ上で楽曲の再生が可能である場合、Coastは該当ページのタブ内にグラフィックイコライザのアニメーションを表示するとともに、ユーザーがロック画面コントロールから楽曲を制御できるようにする。ノルウェーに拠点を置く同社によると、この他にもPDFを保存したり、他のアプリでオープンできるようなオプションを提供しているという。
さらに、アップデートされたCoastでは、ホーム画面の画像も設定できるようになった。そして、Operaはウェブページ間の移動に使用するためのボタンを廃止し、スワイプジェスチャーを使えるようにしている。
Operaはほとんどの自社製品のブラウザエンジンをGoogleの「Blink」に移行したものの、BlinkはiOS上での使用が許されていない。このためCoastでは、Appleがサードパーティー製のiOSアプリ用として提供しているブラウザエンジンの上に新たなユーザーインターフェースを構築している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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