ビッグデータサービス「Amazon Kinesis」が一般公開

Rachel King (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年12月18日 10時52分

 Amazonが新しい「Amazon Kinesis」製品を一般公開した。この動きは、ビッグデータに対する「Amazon Web Services」(AWS)の回答と解釈されるかもしれない。

 11月の「AWS re:Invent」で初めて発表されたKinesisは、チェックポイントを備えたストレージシステムに膨大な量のストリーミングデータをバッファリングすることで、これらのワークロードを取り込み、リアルタイムで処理する。

 点と点を結ぶように、ユーザーはこれらのデータをAWSクラウド内部で「Simple Storage Service」(S3)と「Elastic Map Reduce」(EMR)、および「Redshift」にまたがって移動させることができる。

 ユーザーは、膨大な数のソースから毎時数テラバイトのデータを格納および処理することができる。データソースには金融取引やソーシャルメディアのフィード、位置情報追跡イベントなどが含まれるが、これに限られるわけではない。

 Kinesisはあらゆる大きさのアプリケーションやデータストリームに対応できるように規模を拡大できるとともに、複数の利用可能ゾーンにまたがって複製することも可能だ、とAmazonは述べている。

 AWSによると、これらの法人顧客(これにはAmazonも該当する)は有用なデータを即座に入手できるだけでなく、アプリケーションの作成、アラートの生成、そのほかの決定をほぼ瞬時に実行することも可能だという。

 AWSの顧客は「AWS Management Console」経由、またはAPIコールを通して、Kinesisへのアクセスを開始することができる。

 利用料金は「従量課金制」で、開始価格は1シャード当たり1時間0.015ドル(1シャードは1秒当たり1Mバイトのデータ)だ。

 北バージニアにあるAmazonのデータセンター(シアトルに本社を置く同社において米国東部リージョンとして知られる)のサポートによって、インバウンドデータ転送は無料となっているため、顧客はKinesisストリームとEC2ベースアプリ間での転送に料金を支払う必要はない。しかし、Amazon Kinesisのアプリケーション処理向けのEC2インスタンス料金は適用される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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