日立マクセルのグループ会社マクセルスマートコミュニケーションズは12月12日、スマートフォンと組み合わせることで、日々の肌チェックができる「Hada more(ハダモア)」サービスをスタートした。同日からスマートフォン用アプリ「Hada more」のダウンロードを開始したほか、スマートフォンに装着して使う肌レンズ「Memoret(ミモレ)」の販売を開始した。
Hada moreはiOS用、Android用が用意され、利用は無料。MemoretはAmazonなどで販売し、販売想定価格は1万円程度になる。
Hada moreは、手持ちのスマートフォンにアプリをダウンロードし、Memoretで肌を撮影することで、日々の肌チェックができるという新サービス。撮影からチェック、判定までは数分ででき、簡単かつ短時間で利用できる。
Memoretは高さ52mm×幅38mm×奥行き27.6mmで、重量約20gの卵型レンズ。日立マクセル独自の「スクエアファイン・レンズ」を搭載することで、隅々まで美しくフラットな画像を撮影できることが特徴だ。付属のクリップを用いることでスマートフォンに装着でき、本体のアジャスタと組み合わせれば、あらゆるスマートフォンに対応するとしている。
本体には5つの専用LEDライトを装備し、撮影時に「キメモード」「シミモード」の2種類の画像を自動で切り替えて撮影できる。レンズに固有のIDを付与しアプリ認証させることで、データセンタ側に撮影画像を蓄積でき、ユーザーは肌状態の履歴をいつでも見られる。このため、スマートフォンなど使用端末を変更した場合でも肌チェックサービスは継続できる。
アプリ側では、判定後に「キメ」「シミ」「微シワ」「毛穴」「美白度」「透明感」の6項目と「総合点」の判定結果を数値で表示。数値は履歴データとして過去のデータを比較表示できるほか、ビューティーアドバイザー監修によるアドバイスを見ることができる。アドバイスは、組み合わせによって1万通りほど用意されている。
マクセルスマートコミュニケーションズの代表取締役社長である松岡建志氏は「私どもは5月に発足したばかりの新しい会社。マクセルというと記録メディアやiVレコーダーなどをイメージされると思うが、もう1つの顔があり、BtoBビジネスも手がけており、美顔器や美容機器もOEMで生産している。今回Memoretに搭載されいるレンズ部分は、マクセルの光学設計や製造技術のノウハウをいかし開発されたもの。BtoBとBtoCのビジネスをあわせ、新しいビジネスを展開していきたい」と、新規参入における意欲を話した。
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