米国の読者の皆さんはまだ、感謝祭のご馳走を消化中かもしれない。
だが、もしかしたらご馳走の消化がほとんど始まってもいない頃に、米国の小売店の前では大勢の人間が行列を作り、買い物への情熱を示していた。
2013年の場合、ブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)のバーゲンが早くも感謝祭には始まっていたりするからだ。
つまり、家電品をめぐるWalmartでの闘いも早く始まったということだ。
YouTubeをざっと調べたところ、少なくとも1件の騒動がすでにあったようだ。
どこの店舗かは不明だが、このWalmartは狂乱状態となっている。それは、歌手のJustin Bieberに対するファンの熱狂ぶりを上回っている。そう、これこそコンシューマリズムだ。
手の届く低価格のテレビがあり、多くの人々が手に入れようと必死だ。
「やめて!」という叫び声が聞こえる。だが、こんなにいい特売品がある時に誰がやめられるだろうか。大型テレビ1台というちょっとした買い物で感謝祭をもっと有意義なものにできるのに、誰が自制心を呼び起こせるだろうか。
そこで、秩序を回復する仕事は警察に委ねられる。
警官2人が1人の女性を床に押さえ込む。どうやら、別の女性が持っていたテレビを引ったくったらしい。
Walmartの女性店員が大声を上げている。この「ほのぼのとした」光景を撮影している人物に向かって呼びかけているようだ。
「撮影をやめて!今すぐに!」とその女性店員が怒鳴る。
これは単発的な出来事だと思われるかもしれないが、The Sunが報じているように、カリフォルニア州リアルトにあるWalmartでは、小競り合いの後に1人の警官が病院に運ばれた。
この店では、地域のみんなで特売を楽しもうとすでに3000人の買い物客が集まっていたため、予定されていた午後8時よりも前に開店することに決めた。
おそらく、ブラックフライデーは、ブラックアイ(目の周りの黒あざ)フライデーに改名されるべきだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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