バンナム、PS3用アイマス新作「ONE FOR ALL」--赤羽イベントで各種情報を公開 - (page 2)

 イベントでは天海春香役の中村繪里子さん、星井美希役の長谷川明子さん、如月千早役の今井麻美さん、水瀬伊織役の釘宮理恵さん、高槻やよい役の仁後真耶子さん、双海亜美・真美役の下田麻美さん、アニメ版プロデューサー役の赤羽根健治さんが登場。ほかにも制作スタッフから、総合プロデューサーを務める坂上陽三氏、総合ディレクターを務める石原章弘氏、サウンドプロデューサーの中川浩二氏、アニメ「アイドルマスター」プロデューサーの鳥羽洋典氏が加わった。

 今回の会場である赤羽会館は、アーケード版稼動後に初めての大規模単独イベントとして2006年1月に開催された思い出の地。開場前に流されていた楽曲もアーケード版に収録されていたものばかりという、原点回帰を感じさせる雰囲気を醸し出していた。年々会場の規模が大きくなっているだけに、イベント開始時のあいさつで、赤羽会館の距離感の近さにキャスト陣が感慨深く語っているのが印象的だった。今井さんは当時と同じスカートをはいてきたほか、下田さんは当時「ポジティブ!」の歌唱中に歌詞が飛んでしまうハプニングがあったが、「つーか教科書を忘れた!」というフレーズを「つーか歌詞を忘れた!」とアドリブで言って大きく盛り上がったことなど、当時を振り返っていた。

  • キャスト6人が中心となって進行。当時釘宮さんは都合で、長谷川さんは公にされていないキャラだったこともあり、赤羽会館のステージは初めて登場。

  • スタッフ陣に加え、赤羽根さんもトークに加わった

 歌って踊るライブイベントの様相が強くなっているアイマスイベントだが、当時のイベントでは緩い雰囲気のトークで盛り上がりすぎ、時間がオーバーしてしまうこともしばしば。振り付けも当時はキャスト陣が中心となって自ら考えていたそうだ。冒頭では当時と同じように、ペアとなっての他己紹介のコーナーが行われたが、その緩い雰囲気までも再現しているかのように、お互いを褒め合ったりむちゃぶりをしたりと終始笑いが絶えなかった。また、題目は異なっていたが、当時と同じようにミニドラマも実施。さらには歴代タイトルやテレビアニメの一部をPVで上映。貴重なアーケード版の映像も上映されていた。

  • 他己紹介のペアを決めるくじ引きの際、石原氏はアーケード版のスタッフジャンパーを着て登場。抽選会のプレゼントに提供していた

  • 他己紹介の一場面。お互いがお互いを褒め合ったりむちゃぶりをさせようとするなど、場内の笑いが止まらない展開となっていた

  • 他己紹介では赤羽根さんも登場し、キャスト陣全員が紹介する形となったが、なぜか「メガネ」ばかり連呼されていた

  • ミニドラマでは、美希が金庫の暗証番号を忘れてしまい、この番号を客席のプロデューサーさんたちに回答してもらうという趣向

  • イベントではライブパートがなかったものの、PV上映時にはライブとかわらないぐらいのサイリュームが振られていた

 今後の展開に関して、まず発表された新作の「アイドルマスター ONE FOR ALL」についてはあまり詳細に触れられなかったが、坂上氏は「新しい夢、また765プロ(ここ)から」というキーワードのもと、みなさんが望んでいるものを作っていますとコメント。

 続いて鳥羽氏が劇場用アニメについて説明。鳥羽氏は、監督の錦織敦史氏と話し合うなかで、7周年記念ライブイベントでバックダンサーを従えて歌唱する姿にインスピレーションを受けたのだという。そこで、テレビアニメでは765プロのメンバーが人気アイドルへと成長したが、劇場版では新たな女の子たちを登場させ、彼女たちを引っ張ったり追われたりすることで、さらなる成長物語を描くという。また、「ミリオンライブ!」はアニメ制作を手がけているA-1 Picturesがイラストを担当していることから、ゲスト登場が決まったと背景を語った。ほかにも、主題歌が「M@STERPIECE」となっているのは、最初のCDシリーズ名がM@STERPIECEとなっていることや、さらに2006年の赤羽会館でのイベントは、M@STERPIECEシリーズ発売記念イベントと位置づけられていたことに触れ、初期のアイドルマスターをリスペクトしていることを語っていた。なお、今回公開された告知ムービーとは異なる本予告ムービーを12月に公開予定としている。

 イベント最後のあいさつのなかで、中村さんはことわざの「来年の事を言えば鬼が笑う」にかけて「いっぱい笑えばいいと思う」と独特なコメントで笑いをさそいつつも、2014年やそれ以降のさらなる発展と躍進を誓っていた。

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