サンフランシスコ湾上のはしけ上で建築が進む巨大建造物に関する謎は深まるばかりだ。
筆者は米国時間10月25日、Googleと恐らく思われる企業がサンフランシスコとオークランドの間にあるトレジャーアイランドで何やら作業を開始し、運送用コンテナもしくは貨物専用コンテナで構成される巨大建造物を建築していることを報じた。複数の証拠によって、この建造物が浮体式洋上データセンターである可能性が示唆されており、その中には、Googleがそのような概念について特許を取得しているという事実も含まれている。
Googleに対してコメントを複数回にわたって求めているが、まだ回答はなされていない。
メイン州のPortland Press Heraldは最近、同地に出現したはしけ上の建造物について報じており、同紙によって撮影された写真は、サンフランシスコ湾上で建築中の建造物と似ている。さらに、サンフランシスコとメイン州で使用されているはしけは、同一企業であるBy and Largeによって所有されている。By and Largeは、トレジャーアイランド桟橋に隣接する巨大格納庫を貸し出しており、サンフランシスコのはしけは、そこにに停泊している。筆者は、トレジャーアイランド開発局によってBy and Largeとの関係が認められているTim Brandon氏がGoogleとも直接関係があることを突き止めている。
サンフランシスコにあるCBS系列局のKPIXは、トレジャーアイランドのプロジェクトが洋上データセンターでないことを報じている。KPIX(米CNET同様にCBS傘下)によると、同プロジェクトは洋上「Google Glass」ストアであり、時期は不明であるがサンフランシスコのフォートメイソンへと移される予定になっているという。
KPIXは、同プロジェクトをサンフランシスコへと運ぶのに必要な許可をGoogleが取得できないでいることを伝えている。また同局は、サンフランシスコ湾保全開発委員会が許可を与えることに二の足を踏んでいるという情報を得ている。米CNETは先週、同委員会にコメント求めたが得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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