実は今回の調達のきっかけとなったのは、BASEの株主でもある家入氏のツイートだという。8月末、家入氏が藤田氏と会うことを知った鶴岡氏は、家入氏に対して「(藤田氏との)面識はあるが、会った際に改めてBASEとの橋渡しをして欲しい」と打診。すると家入氏は藤田氏のTwitterアカウントに対して出資を依頼するツイートをし、藤田氏もこれに応える返事をした。もちろんこれはあくまでTwitter上のやりとりだが、その後実際に両氏が直接会い、そこから投資が決まったという。
通称藤田ファンドこと、サイバーエージェントの投資事業本部。同部署の小野哲太郎氏によると、すでに同社には約100社からの問い合わせがあるという。だが、基本的には「藤田氏による厳選した投資を進める」としており、今後も多くて月1件程度の出資を実行するにとどまる予定だ。1案件ごとに数億円の出資を検討している。
なお当初藤田ファンドは100億円規模で展開するとしていたが、この数字はあくまで中長期的なものであり、利益の再投資なども含む数字だという。また、100億円を使い切ることが目的ではないとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築