Twitterが音楽発見アプリ「Twitter #music」のサポート終了を「真剣に」検討しているという。All Things Dが、この件に詳しいとする複数の匿名情報筋の話として伝えている。同アプリは4月に米国などで提供開始されたもので、Twitter上で話題となっているアーティストや楽曲の中から、ユーザーが新たな音楽を発見するのに役立つというもの。
サポート終了となれば、Twitterにとって大きな路線変更となる。同社が準備を進めている新規株式公開(IPO)は、11月に実施されるというのが大方の予想だ。Twitterはこの数カ月間、エンターテインメント業界とのつながりを強固にするためのキャンペーンを積極的に仕掛けており、これが同社にとって多額の広告収入を生み出す手段となる可能性があるとみられている。
ただし、Twitter #musicは、マイクロブログプラットフォームからメディアプラットフォームへ転換するという同社の目標を達成するための1つの要素にすぎない。広告主はメディアプラットフォームにおいて、ユーザーが興味を持つ特定の種類のコンテンツを通じてターゲット広告を表示することが可能だ。Twitterはさまざまなメディアチャンネルを運営することによって、一般のユーザーがメディアをどのように共有するかをめぐり、Facebookとその支配的地位に対して大きな挑戦をもたらす可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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