日立マクセルは10月9日、バランスドアーマチュアとダイナミックの2つのドライバを内蔵したカナル型ヘッドホン「MXH-DBA900」を発表した。発売は10月25日。店頭想定価格は2万円程度になる。
日立マクセルでは2012年にミドル~ハイエンドクラスのヘッドホン市場に参入。2012年に「MXH-DBA700/DD600」、2013年2月「MXH-RF500」を発売しており、今回のDBA900が第3弾モデルになる。
日立マクセルコンシューマ事業部商品企画部の担当部長小林是人氏は「高級ヘッドホン市場に参入し、約1年が経過した。今回のDBA900は日立マクセルが出した1年目の回答。クリアで高解像度な中高域を出すバランスドアーマチュアと、パワフルな低音を再現するダイナミック型の2つを合わせることで、原音を忠実に再現するヘッドホンが作れたと思っている」と話した。
ハイブリッドタイプのインナーイヤーヘッドホンはDBA700に続き2つ目。従来斜めに配置していたバランスドアーマチュアをポート近くに水平に配置し、その斜め後方に口径8mmのダイナミックを並べることで、高解像度の高音と迫力の中低域を再現できるとしている。
ボディには高剛性アルミニウム合金にABS樹脂を加えることで、アルミニウムだけでは抑えられない振動を抑制。ドライバとボディ素材をハイブリッドにすることで「Wハイブリッド構造」と名付ける。
ケーブルの長さは1.2m。絡みにくいフラットコードを採用し、コードキーパーも付属する。イヤーピースはSS/S/M/Lの4サイズを同梱し、銀イオンを施した抗菌タイプになる。
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