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5秒間に濃縮された緊張感とゲーム性--ガンホー新作「ディバインゲート」インプレッション

佐藤和也 (編集部)2013年10月12日 10時00分
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 ガンホー・オンライン・エンターテイメントから新たにサービスされるスマートフォン向けゲーム「ディバインゲート」。9月30日からAndroid版が、10月10日からiOS版が配信されている。制作にはスマートフォン向けゲーム「ロード・トゥ・ドラゴン」などの人気作を手がけるアクワイアが担当している。

 本作はパネルをめくりながらダンジョンを進んでいくパネルRPG。オリジナルのストーリーと、スマートフォンのタッチパネルを最大限に活かしたアクションで楽しめるのが特徴となっている。

 メインとなるクエストでは、5×5のパネルで埋まった部屋からスタート。そのパネルの下に隠された鍵を見つけつつ探索し、扉の前まで向かうという流れだ。1マスでSP(ススメポイント)が1つ消費され、全て使い切る前に扉の前まで行く必要がある。パネルからモンスターが飛び出す、あるいは扉の前まで来たらボスが登場し、バトルが開始となる。

  • スタート時にプレイヤーとなるキャラクターを決める。ここは好きに選んでしまってかまわない

  • 進みたい方向のマスをタップすると、コマが移動する

  • マスに書かれている星の色は青、黄、赤の順に、後者になるほど敵が出る確率が高い。星の数は、宝箱あるいは敵の出現量となっている

 敵とのバトルは、中央にある赤、青、緑などのエナジーパネルを、ひとつ上のパネル置き場に色を合わせて素早く重ねて出すことによって攻撃をすることができる。制限時間は最初のパネルを置いてから5秒間となっている。

  • 制限時間は5秒間。パネルを置けるのは5枚までで、違う色のパネルも置けるが、同じ色にそろえた方が効率がいい

  • 5秒を過ぎると置かれたパネルによって攻撃を開始。攻撃回数などは、セットしているユニットのスキルによって決められる

  • 攻撃ばかりではなく、ハート型のピンクのパネルをそろえると、HPが回復する

 キャラクターは200種類以上が登場。世界観やビジュアルはクールさやスタイリッシュな印象を受ける。モバイルゲームの定番的なシステムであるフレンド機能やキャラクターの強化、進化も取り入れられている。ただし進化に関しては、単に素材を集めるだけではなく、フレンドと一緒に挑戦する進化クエストをクリアすることによって進化が可能。フレンドと協力して育てる楽しさを演出している。

  • モバイルデバイスゲームの定番でもあるフレンド機能。フレンドであれば、リーダースキルが発揮できる

  • 進化については、単に素材を集めるだけではなくクエストへの挑戦が必要。さらに属性別に進化できる曜日も定められている

 本作における魅力のポイントは、敵とのバトルにあるだろう。ランダムに配られるパネルを、5秒間という短い時間のなかで次々に重ねていくというその操作と瞬間的な判断力が求められるゲーム性は、トランプゲームの「スピード」をイメージすると理解しやすい。制限時間がなければ何の間違いもなく操作できるところではあるが、5秒という短い制限時間でたくさん操作しようとすると、違う場所にパネルを置いたりもたついてしまうというミスも起きてしまう。この手に汗を握るならぬ“指に汗を握る”ような緊張感がゲームとしての熱中度と興奮度を高めてくれる。攻略としても、1枚1枚出して行くだけではなく、同じ色のパネルはスワイプでまとめることも可能。パネルの位置移動だけならバトルがスタートしないため、出しやすい配置にしておく事前準備も考える必要がある。

 ほかにも部屋のパネルを移動するパートでは、あらかじめ鍵の位置がわかっている状態であるため、最短ルートで行くことも可能。一方でパネルの下には敵と共にお宝が潜んでいることもあり、プレイヤーの状態を見極めてSPの続く限りパネルを開いていくことも重要だ。合成や進化についてはオリジナルの部分があるものの、おおむね同社タイトルであれば「パズル&ドラゴンズ」など、スマートフォン向けゲームで多く用いられているシステムに近く、わかりやすい形となっている。

  • 隣り合ったパネルはスワイプでまとめられる。ゲームを進めるうえで重要なテクニックとなるので覚えておこう

  • セットされたユニットは、個々にスキルを持っている。通常攻撃のノーマルスキルのほかに、アクティブスキルも所有。バトルだけではなく、部屋のパネルにも効果があるスキルを持つものもいる

  • クリアをすると、開いてないパネルがオープンとなる。貴重な宝物や敵がいる場合、進化クエストを除き、チップを払うことでリトライが可能。パネルの位置も同じだ

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 バトルでうまくパネルをたくさん置けたとき爽快感も、ミスしたときのちょっとくやしい感じも含めて、スマートデバイスの直感的な操作を生かし、手軽かつ短い時間で緊張感あふれるゲーム体験が堪能できる内容で一度体験する価値はある。先に進むほど合成やユニットの組み方など攻略要素を考えることも増えてくるが、大きな魅力となっているバトル部分は、ルールとしても覚えておくことが少ないため入りやすい。俗に“中二病”と呼ばれるようなとがったキャラクターや世界観も含めて、本作がどのように受け入れられるのかを注目したい。

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