モバイルデバイスにキーボードを追加すれば、重量も電力消費も増えるのが普通だ。しかし近い将来、デバイスに接続しても重量がほとんど増えないキーボードが登場するかもしれない。あるタッチサーフェスキーボードのプロトタイプがそのことを示している。
CSRが開発したキーボードのプロトタイプは「Bluetooth Smart」(「Bluetooth Low Energy」としても知られる)テクノロジを用いている。このキーボードは、消費電力が非常に小さいため、かさばるバッテリを多数使う必要はない。このデバイスのフレキシブルなタッチ面の部分は、厚さ0.5mmに満たない。
このデバイスは、Conductive Inkjet Technologyの印刷技術を使って開発され、多様な用途やサイズに適応しやすい作りになっている。タッチセンサはAtmelが提供している。
非常に薄く軽量なキーボードとしてこの技術開発が使われるのは明らかであるが、スワイプやピンチ、スタイラス入力に反応できる拡張タッチサーフェスとして設計される可能性もある。
CSRは、このプロトタイプを「世界最薄のワイヤレスタッチインターフェース」として宣伝している。紙ほどの薄さではないが、もうあとわずかというところだ。CSRは、9月に家電見本市「IFA」で正式に披露した同テクノロジを、開発者らと協力して市場に出す意向だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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