ウェブ最大のラジオサービス「Pandora」を運営するPandora Mediaは米国時間8月22日、2014会計年度第2四半期(7月31日締め)に大幅な増収を達成し、モバイルの売上高も前年同期の2倍近くになったと発表した。しかし投資家たちは今後の利益見通しに失望し、同社の株価は時間外取引で下落した。
Pandoraはインターネットラジオ市場で支配的な地位を占めているが、先行きは不確かだ。強大なAppleが2013年秋の公開に向けて独自のウェブラジオサービス「iTunes Radio」の準備を進める中で、Pandoraが現在の主導的地位を維持できるかどうかは分からない。
同社の利益見通しはウォール街の期待を下回り、投資拡大の見通しに不穏な影を投げかけた。
第3四半期の調整後利益について、Pandoraは1株あたり3~6セントになるとの予測を示した。だが、アナリスト予想の平均は8セントだった。Pandoraは2014年度通期の見通しを上方修正したが、修正後も予想レンジには達していない。
明るい材料は売上高で、前年同期比55%増の1億5740万ドルとなった。このうち広告収入は同44%増加した。モバイル収入は前年同期から92%増加した。
Pandoraはさらに、第2四半期の総聴取時間が前年同期比で18%増加し、38億8000時間になったと述べた。
Pandoraが報告した第2四半期の純損失は780万ドル(1株あたり4セント)だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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